はねゆきノート

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<小学校低学年向け>勉強で大事なことは

この前、中学受験向けのクラスで、小学3年生に「勉強で大事なことって何ですか」と聞かれました。
需要があるか分かりませんが、「それはね…」とお答えした内容を書いてみます。


自分で○つけができますか?

小学3年生くらいのお子さんだと、自分で宿題の○つけができない子も多いです。その場合、お母さんが○つけをしてあげているのですが、成績のいい子・伸びる子は自分で○つけしている印象です。
これは中学生になっても同じで、自分のアウトプット(解いた問題)を検証する習慣のない子は伸び悩む傾向があります。
というか、自分で○つけをしない=「解いた問題が合っているかどうかには興味がない」という時点で、受験勉強はちと厳しいものがありますよ。


自分で「解き直し」ができますか?

もっといえば、自分で○つけをして、間違った問題の直しをできるかどうか。テストの後の解き直しができるかどうか、は大きいです。解き直しても分からないところがあるのは仕方ないのですが、そもそも自分で検証する姿勢があるかどうか、というところです。
高学年になって伸び悩む子は、「間違えた問題を解き直す」という発想がありません。
そういう子は、受験直前になっても学齢不相応な稚拙な記述をしたりします(呼び出しでフォローしますが、本人も私も泣けます)。
というか、日本語の書き言葉が身についていない。
それは読書量ももちろんですが、普段から模範解答を見て、書き方(文体も内容も)を真似て書くということをしていないので、話し言葉の延長のような稚拙な表現をするのだと仮説を立てています。やっぱ解き直しは大事。


自分から勉強をしてますか?

要は「自学力」ということだと思います。
中学受験で○つけや解き直しに親御さんが介入すると、だいたいバトルになります。分からないところを教えるときもつい感情的になって、親御さんが先に疲弊してしまいます。勉強しなさい、と言わないとしない子は、高校受験はともかく中学受験では厳しい感じがします。やっぱり、結局は自学力のある子が勝つです。
身も蓋もないことですが、執念をもってインプットをし、それについてのアウトプットに対して徹底的検証を加え、さらにフィードバックしてインプットして…の果てしない繰り返しを「勉強」と申します。
成績の上がらない子(特に中2まで)はインプットに「執念」が足りず、アウトプットに「検証」が足りません。自学力は大事。


ちょっと生意気路線でしたらすみません。
誰しも仕事に対して、愛着と、思い入れと、誇りを持つ権利はあります。もちろん経験から学ぶこともあります。専門的見地というものがあり、プロ意識というものがある。それは仕事の質を高めこそすれ、邪魔にはならない…と私は思うんですけどね(何だか言い訳がましいですね笑)
需要があればまた書きます。

以上はねゆきでした