書を捨てよ、街に出よう（ブラジャーを買いに）

私は普段、服屋に行きません。

ひとつには、そもそも洋服があまり必要ないんですよね。お仕事はスーツですし、スーツはイオンで吊るしのを買います。お休みはさすがに私服ですが、お休みなんかほとんどないっていう(笑)

もうひとつには、服屋には特殊な結界が張ってあって、私は入れないようになっているんです（真顔）

変な気を出してふらりと立ち寄ったりすると、いわれのない辱めを受けたり、徒労感に襲われたりとろくなことがありませんので、私はつとめて関わらないようにしています（！）

 

というわけで普段は服屋に行かないので、不要な消耗を避けることができているのですが、今日はどうしても参戦する必要がありました。

しかも、服屋の中でも最大級の難所…下着屋さんへ！

 

ブラジャーがこわれかけている

というのも、２着しか持ってないブラジャーのうちの１着がこわれかけています（！）

社会人になってからブラを買い足さないまま３年半が経過した（どういう社会人だ）のですが、２着のうち１着がびよんびよんのぼろんぼろんで、もはやブラジャーとしての役割を果たしていません。現にスーツの下で何度か事故っているのです！はしたない…

そして、さすがの私も、ブラ１着ではやはり心許ないわけです。

しかも社会人になる前どのようにブラジャーを入手していたかというと、もっぱら親から下賜されており（「サイズ合わなくなったからあげる」的な）現状の正確なサイズも分からない、という。

 

自分のブラジャーのサイズが分からない？

それって下位何％くらいなんだろう。ははー

（もちろんだいたいこれくらいのカップかなー、という推定はしてましたが。後のフィッティングの結果、２段階くらい違っていたことが判明しました。超てきとう）

 

というわけで「人生初・フィッティングしてブラを買う」という難業に挑む羽目になったのでした。

本日の当方の装備はフリース・Tシャツにスニーカー。だってそれ以外（スーツしか）ないんだもん。

勝ち目のない戦いに、いざ出陣です。

 

１軒目 M井では相手にされない

１軒目は百貨店のM井今井へ。

 

惨敗でした。だから服屋はいやなんだ。。

下着屋さんを５分ほどうろうろし、何度か店員と目が合ったにもかかわらず、挨拶すらされず、無視され続けるの巻。。

もちろんこちらから話しかける度胸などなく（むしろ睨みつけられている気すらする）ほうほうのていで退散しました。

なんで客なのにこんな屈辱的な目にあわなきゃならないんだ（スニーカーだからだ）と、うちひしがれてM井を後にしました。

 

この時点で虫の息ではありますが、これは何としても本日中にけりをつけなければならない問題…次はいつ全休できるかしれたもんじゃありません。そのうちもう１着のブラジャーもこわれかねない。気を取り直し、２軒目に向かいました。

 

２軒目 Ｐルコの屈辱

２軒目はＰルコへ。若いコがいっぱい。

店員が見るからに私より若い。でもコワイ。そのつけまつげは何？接着剤でとめてる？

モノも原色のカラフルなもの、フリフリのものが多め。

いやお姉さんはふつうのやつとか！ベージュとかでいいんだけどな！（直視できない）

 

Ｐルコの店員はさすがに構ってくれましたが、また新たなる事件が…

 

「お客様、当店にはアンダー８０以上の商品の取り扱いがございません」

 

そうこれ。

普段あまり服屋に行かなくて、けどやっぱり服あるといいよなって、勇気を出して結界内に乗り込むたびに、こういう目に合うわけ。

スーツ屋さんもそうですけど。

お前の着られる服はないよ的な…涙

いや、私が悪い…「ちょっとだけ」「ぽっちゃり」してるから…うう。

 

となるとやはり、スニーカーでも何でも、天下の百貨店様に斬り込まねば話にならないのです。戦場は３軒目、D丸へ…

 

３軒目 D丸の天使

ここで出会った天使のようなお姉さんによって、物事が急転直下的に解決しました。

さすが天下のD丸。スニーカーのやつを見なかったことにしないし(笑)、フィッティングも非常にスムーズ（ここで初めて正確なカップとアンダーが判明）。もちろんアンダー80以上も取り扱っているし、ちゃんと全体に抑え目な色合いのを持ってくるし、もう完璧。

もちろん多少の傷は負いました。が、仕方ありません。こわれてるんだから。どうしても要るんだから。多少の犠牲は覚悟の上なんだから。うう。。

 

そこでここからは、次回下着を買いに行くときの備忘録として、ブラジャーを買いに行くときの注意点を書いておきます。

 

 

 

はだしにスニーカーはやめよう

試着室では、ブラジャーの試着なのになぜか靴を脱がされます。はだしにスニーカーを履いていくとお姉さんに軽蔑の目でみられるし、こっちも恥ずかしいからやめましょう。

というか、百貨店にスニーカーの人は誰もいませんでした。Pルコにはいたけど。

それにしてもうちの靴下はどこに行ったのか。普段はストッキングかタイツやし。靴下履かないし。だからないんだと思う。最初から。

 

つまり、先にスニーカー以外の靴と靴下を買わない限り、ブラジャーは買えない話になるのです。

遠いですね。

 

フリースを着ていくのはやめよう

採寸される際、お姉さんに「…コートはこちらへ」と言われました。

お姉さんも私も理解している通り、これはコートではなくただのGUのフリースです。しかしお姉さんの受けている高度な接客教育では、上着＝コートであり、フリースを着てこられることはそもそも想定外です。

 

百貨店にフリースを着ている人は（以下略）

つまり、先にフリース以外の服を買わない限り、ブラジャーが（涙目）

 

前で留めて後ろに回す

今回はブラジャーを２着試着させてもらったのですが、うち１着は論外でした。

理由・かぶれなかったから。

私は恥ずかしながら不器用すぎて背後でホックを留められないので、いつも着ける時にはホックを留めてからかぶっていたのです（はずすほうはできる）

その１着は、けっこうタイトなデザインで、留めてからかぶろうとしたらつっかえたので、着られない＝論外だったというわけでした。

そこでお姉さんに「こちらは論外であるのでやめた」旨のみ簡潔に伝えたところ、どうしても気になる、と理由を請われたため、上の顛末を話したところ、

「…前で留めて後ろに回されないのですか？」と言われました。

 

前で留めて後ろに回す…

ああ！

確かに！

そんなの考えつきもしませんでした！はは！

 

と感動する私に、お姉さんは、

「今後はそうするといいですよ」

とおっしゃいました。

ですのでここに記し、備忘とさせていただきます。

 

 

はあ。

とにかく新しい下着が買えました。すっかり今日という日を費やしてしまいましたけどね！大変な戦いでした。

これで３年くらいは大丈夫…のはず。

 

よかったです。

あと今後は前で留めて後ろに回すようにします。

今までだれも教えてくれなかったので知りませんでした。

 

以上はねゆきでした。