はねゆきノート

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人間関係のトラブルを回避するには「怒らない」こと

このブログとは別件で、「人間関係のトラブルを防ぐ会話術」というお題で文章を書いています。

人間関係ニガテすぎて同じコミュニティーに3年以上は棲息できないこの私に、それを聞きますか…とは思いますが(笑)


存在自体がコミュニケーション

ぶっちゃけ思うんですが、コミュニケーションって、小手先のテクニックでは何ともならないのではないでしょうか。
何とかなっていたら、みんなこんなに悩まないでしょう。ある程度の表面的な関係までは、テクニックも有効なのかもしれませんが。
職場のコミュニケーションでさえ、会話術だけ磨いても何ともならない気がします。
会話していなくても、黙ってそこに座っているとき、ただ歩いて部屋に入ってくるとき、対面しないでそれぞれ一人でいるとき…など、ありとあらゆる局面で、互いに無言のメッセージを送り合っています。そしてコミュニケーションが進行していく(私の場合、主に破局に向かって)わけです。
もはや、存在すること自体がコミュニケーションになっている…という。

と、そんな仮説を立てました。
存在自体がコミュニケーションであるとすれば、どうすれば人間関係を壊さずにすむのか。

経験では、ポイントは「怒らない」ことにあります。


人間関係のトラブルを回避するには「怒らない」こと

どんな理不尽なことがあって、ムカついても、怒ってはいけない…と、私はよく諭されます。

怒ってはいけないよ。
なぜなら怒っている人間を見ると、みんなが不愉快になるから。
だからどんなに理不尽なことがあっても(ここ重要!)怒ってはいけない。怒っていると、みんな助ける気力を無くすし、共感も得られない。みんなお前から離れていく。

…とアドバイスされて、それは確かに、と思いました。


怒らないためには…

では、怒らないためには、どうすればよいのでしょうか。それもずっと考えてて、今までに考えついたことを、以下に3つあげてみます。

①自分が被害者だ、と思わないこと
自分だけが虐げられてひどい目にあっている、割を食っている…と思うと、人間は怒ってしまいます。決して自分のことをかわいそうだと思わないこと。
コミュニティーの中で自分に負荷がかかったら(たとえば休日出勤や残業が集中するとか、いつも幹事をやらされるとか)、自分は必要とされているんだ、それを引き受けるに足る資質を持っているんだ…と大人になって受け入れたほうが、精神衛生上良いようです。だって怒ったって、その負荷が減るわけじゃないんですもの。
「そんな目に遭うのは、そもそもお前自身のせいだ、自業自得だ」などとムカつくことを他人に言われる前に、快く引き受けましょう。

②自分が攻撃されている、と思わないこと
人間は、自分が責められている、攻撃されていると思うと、反撃のためについ怒ってしまいます。
まずは攻撃されているという思い込みを捨てて、建設的に話し合うことが第一です。
自分に非がある場合は、怒ってもどうせ勝てないんだから、さっさと引いて謝ってしまいましょう。
自分に非がないような場合も、怒ったらむしろ勝てなくなるので、カッとなって反撃せずに、淡々と落ち着いて話すことが大切です。

③何でも自分の思い通りになる、と思わないこと
自分の思い通りになると思っていたことが、そうならないと、腹が立ちます。最初から、他人がかかわることがらは思い通りにはならないと諦めておきましょう。

こんな感じです(そもそもこの文章自体がそこはかとなく怒ってますよね)。
まぁこれは、かなり短気な自分自身のトリセツなんですけどね。

実際に怒らないだけでなく、怒っていると思われないことも大切です。一挙手一投足、存在自体がコミュニケーションなのですから。


…などということは、別件のライティング(「人間関係のトラブルを防ぐ会話術」)の方には書けませんので(笑)こちらに記しておきます。


最後に。アドラーの教えを説く『嫌われる勇気』にこんなことが書いてありました。
あなたには大声を出す、という目的が先にあった。すなわち、大声を出すことによって、ミスを犯したウェイターを屈服させ、自分のいうことをきかせたかった。その手段として、怒りという感情を捏造したのです。
(中略)
要するに、怒りとは出し入れ可能な「道具」なのです。

確かに…。怒りによって他人を思い通りにしたい、という隠れた「目的」が無意識のうちにあるのかもしれません。反省ですね。


以上はねゆきでした。